Jetson TX1 (JetPack 3.2) に Amazon Alexa をインストールしてSmapleAppで遊ぶ

-
ラズパイほどインパクトないんで、なぜTX1に？という疑問は置いといて、Amazon Alexa (Alexa Voice Service)をインストールした。いろいろハマったし、いまだ解決してない問題もあるのが、メモしておく。なお、AVSはUbuntu 16.04 LTSが条件なので、必然的にJetPackは3.2となる。 私は以下を参照した。 CQ出版インターフェス　2018/4月号　（AIスピーカー特集、ラズパイを使用） Alexa AVS-Device-SDK Wiki Ubuntu Linux Quick Start Guide  (上記、Wiki内） Audio 入出力 TX1は、HDMIでAudioを出力できる。私は最初、手持ちの古いUSB DACをつないだが問題なく使えた。入力は安そうなUSBマイク（エレコム　HS-MC05USBK)を買って接続、問題なく使えた。いずれも、Soundで、入出力先を指定すればすぐ使えた。インターフェースからの引用だが、以下のコマンドでテストしておく。 #出力テスト $ speaker-test -t wav #入力テスト マイクで５秒録音、それを聞いてみる。 $ arecord --format=S16_LE --duration=5 --rate=16000 --file-type=raw out.r $ aplay --format=S16_LE --rate=16000 out.raw Amazon開発者登録は、以下を参照したがハマった。 失敗しないAlexa開発者アカウントの作り方 Amazon.co.jpとAmazon.comのどちらにも登録済みのメールアドレスを使うと問題が起きるらしい。なので、大昔から持っているAmazon.co.jpしか登録してないアドレスを使ったのだが、Amazon 開発者ポータルにログインできない。そんなアドレスは見つからないといわれ、思い余ってアカウントの新規作成をやったら（これはやってはいけない）そのアドレスは既に登録済みだといわれ.... 結局、co.jpで別メールアドレスを使って新しいアカウントを作成してみたら、あっさりと問題解決。 製品情報の登録をインターフェースを見ながらやったら、Amazonのページが変わっている。特にセキュリティプロファ...
コメントを投稿

NVIDIA Optimusを搭載したノートPCでUbuntu 16.04 ＋「最新」CUDAをインストール

-
数年前に買ったノートPCにUbuntu 16.04をインストールし、プロプライエタリなNVIDIAのドライバーをインストールして、「最新」CUDAをインストールして、そこそこハマッタので、メモを残しておく。

Ubuntu 16.04をインストール後、プロプライエタリなNVIDIAのドライバーをインストールしたら、ブートしなくなった（頭が痛い…）Ctl+Alt+F1で仮想コンソールに移行し、
$ sudo apt purge "インストしたドライバーパッケージ”
で何とか回復した。あるいは再起動後、GRUBメニューでUbuntuを選択した状態で'e'キーを押し、起動オプションをいじる。'quiet splash'と書いてあるところの直後に'text 3'を追加してF10キーを押す。するとランレベル3でCUIログインになりpurgeできるようになる、という、どこかに出ていた技を使ったかも。（までに何度、Ubuntuを再インストしたことやら…）

どうも私のノートPCは、NVIDIA Optimusとか言って、GPUがNVIDIAのものと、インテルのものが２つ入っているのが原因らしい。で、この場合、bumblebeeを使った方法が紹介されているページがチラホラあったが、さらに調べてみると、bumblebeeは2013年から開発が止まっていて、ubuntu 16.04からはdeprecatedになっているらしい。そこでnvidia-primeを使う。参照したページをメモし忘れた（オイオイ…）

まず、プロプライエタリなNVIDIAのドライバーのバージョンを決める。
$ sudo apt-cache search 'nvidia-[0-9]+$'
で、出てきたもので選ぶ。私は”nvidia-384”を選択した。その理由は忘れた。（オイオイ、そこが肝心だろ…）確か、NVIDIAのサイトで、私のGPUに対応したLinux 64用のドライバーのバージョンを調べて、それか、それ以下のものにした記憶がある。次に、
$ sudo apt install nvidia-384 nvidia-prime nvidia-settings
で、リブート後、Dashから”Nvidia X Server Settings"を起動する。PRIMEのプロファイルがメニューにあるはずだから、それをクリックすると、「NVIDIAのGPUを使う」「インテルのGPUを使う」の2択ができる。Windowsのように、自動的に切り替えはできない。

次にCUDAのインストールである。何も考えずに最新の9.1をインストールしたら動かない（またまた頭が痛い…）　色々調べてみたら、まず、私のノートPCについているGPUが古い。以下のページでどのGPUがどのCompute Capability なのか調べることが出来る。
私のGPUは Compute Capability 2.1である。一方、なかなかわからなかったのだが、
によれば、
  • CUDA SDK 8.0 support for compute capability 2.0 – 6.x (Fermi, Kepler, Maxwell, Pascal), last version with support for Compute Capability 2.x (Fermi)
  • CUDA SDK 9.0/9.1 support for compute capability 3.0 – 7.x (Kepler, Maxwell, Pascal, Volta)
古すぎて9.0以降、サポートされていない。しょうがないのでCUDA 8.0を再インストールする。なんか、CUDAの中に、ドライバーのバージョンがハードコーディングされてるところがあったかなんかで、インストール中にエラーが出る。エラーが出たソースのディレクトリーにある、findgllib.mkの中のUBUNTU_PKG_NAME = "nvidia-390" とかを、自分が実際使ってるドライバーのパッケージ名に書き換えた、ような気がした。（ちょっと前だったのでもう忘れ始めている）

CUDAインストール後、.bashrcに以下の行を加える。


## CUDA and cuDNN paths
export PATH=/usr/local/cuda-8.0/bin:${PATH}



export LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/cuda-8.0/lib64:${LD_LIBRARY_PATH}
で、テスト。（どっかのページからのコピペだが、参照元を忘れてしまった。失礼）
$echo $PATH             # 出力に"/usr/local/cuda-8.0/bin"が含まれているか？
$echo $LD_LIBRARY_PATH  # 出力に"/usr/local/cuda-8.0/lib64"が含まれているか？$
$which nvcc             # 出力が"/usr/local/cuda-8.0/bin/nvcc"になっているか？
$nvidia-smi             # nvidiaのGPUの情報が表示されているか？
$cuda-install-samples-8.0.sh ~ # ホームディレクトリにサンプルコードをコピー。
$cd ~/NVIDIA_CUDA-8.0_Samples/
$make
$cd 2_Graphics/volumeRender    # サンプルの実行ファイルがあるディレクトリに移動。
$./volumeRender



コメント

コメントを投稿

このブログの人気の投稿

Jetson TX1 + JetPack 3.2 + OpenCV 3.4.0 コンパイル with CUDA and OpenGL

-
NVIDIAのTX1で遊び始めた。JetPack 3.2にはOpenCV 3.3.1が含まれているが、どうやらCUDAもOpenGLもコンパイルから外されているらしい。そこでOpenCV 3.4.0をTX1でコンパイルしてみた。本当は現時点での最新、3.4.1も試してみたが、コンパイル中にエラー発生で、うまくいかなかったので3.4.0となった。なお、私のTX1にはSATAのSSDが増設してある。内蔵のeMMCだけでは容量的に無理かもしれない。 基本、下記の２つのリンク先を参考にさせてもらった。 OpenCV with CUDA for Tegra How to Install OpenCV (3.4.0) on Jetson TX2 前者の手順を3.4.0で行って、OpenGLをコンパイルに含めると生じる問題を、後者を参考に解決した。変更点を以下にまとめる。 好きなバージョンをチェックアウト $ git clone https://github.com/opencv/opencv.git $ cd opencv $ git tag $ git checkout -b v3.4.0 3.4.0 　　当然、opencv_extraも同じバージョンをチェックアウト。 v3.4.0なので、cherry-pick はすべてスキップ cmakeのオプションは "Jetson TX1" に以下の変更を入れた -DWITH_OPENGL=ON を追加 CUDAが9.0なので、 -DCUDA_TOOLKIT_ROOT_DIR=/usr/local/cuda- 9.0 に変更 OpenGLをONにすると、OpenCVをmakeしている途中でコンパイルエラーになる問題を解決。  /usr/local/cuda/include/cuda_gl_interop.h　をエディットしてline #62~68あたりを次のようにコメントアウトする //#if defined(__arm__) || defined(__aarch64__) //#ifndef GL_VERSION //#error Please include the appropriate gl headers before including cuda_...
続きを読む

Jetson TX1 (JetPack 3.2) に Amazon Alexa をインストールしてSmapleAppで遊ぶ

-
ラズパイほどインパクトないんで、なぜTX1に？という疑問は置いといて、Amazon Alexa (Alexa Voice Service)をインストールした。いろいろハマったし、いまだ解決してない問題もあるのが、メモしておく。なお、AVSはUbuntu 16.04 LTSが条件なので、必然的にJetPackは3.2となる。 私は以下を参照した。 CQ出版インターフェス　2018/4月号　（AIスピーカー特集、ラズパイを使用） Alexa AVS-Device-SDK Wiki Ubuntu Linux Quick Start Guide  (上記、Wiki内） Audio 入出力 TX1は、HDMIでAudioを出力できる。私は最初、手持ちの古いUSB DACをつないだが問題なく使えた。入力は安そうなUSBマイク（エレコム　HS-MC05USBK)を買って接続、問題なく使えた。いずれも、Soundで、入出力先を指定すればすぐ使えた。インターフェースからの引用だが、以下のコマンドでテストしておく。 #出力テスト $ speaker-test -t wav #入力テスト マイクで５秒録音、それを聞いてみる。 $ arecord --format=S16_LE --duration=5 --rate=16000 --file-type=raw out.r $ aplay --format=S16_LE --rate=16000 out.raw Amazon開発者登録は、以下を参照したがハマった。 失敗しないAlexa開発者アカウントの作り方 Amazon.co.jpとAmazon.comのどちらにも登録済みのメールアドレスを使うと問題が起きるらしい。なので、大昔から持っているAmazon.co.jpしか登録してないアドレスを使ったのだが、Amazon 開発者ポータルにログインできない。そんなアドレスは見つからないといわれ、思い余ってアカウントの新規作成をやったら（これはやってはいけない）そのアドレスは既に登録済みだといわれ.... 結局、co.jpで別メールアドレスを使って新しいアカウントを作成してみたら、あっさりと問題解決。 製品情報の登録をインターフェースを見ながらやったら、Amazonのページが変わっている。特にセキュリティプロファ...
続きを読む